セルフプロデュース。音楽を志す人なら一度は聞いた言葉だと思います。
現代の音楽シーンでは、メジャーでもインディーズでも、個人活動でも必須のスキルといわれていますよね。
しかし、セルフプロデュースとはマーケティングスキルの一部にしか過ぎません。
つまり、マルっとマーケティングスキルを身に着けてしまう事が一番効率的な活動といえます。
今では、セルフプロデュースのやマーケティングスキルがないと、音楽で生きていくのは不可能です。
ですので、音楽向けのセルフプロデュースの本質を学ぶことはとても重要です。
これが出来れば、大きな契約でも自分が有利な形で音楽業界に切り込むことが出来ます。
今回は、音楽マーケティングの専門家である音楽人講師の僕が、セルフプロデュースの重要性とそのやり方を解説していきます。
まず個人で活動していかなければいけない現代。必ず武器になるスキルですので、しっかりと学んでいきましょう。
動画版はこちら↓
もくじ
セルフプロデュースとは?
まず、セルフプロデュースとはどんなものなのか解説していきます。
まずは、プロデュースという言葉の意味から。
これは本来、制作・産出などの物づくりをするという意味です。しかしここでは、日本での独自の見解の意味が強くなってきます。
ここでのプロデュースとは、様々な手段を用いて、目的物の価値を上げる事という事を指します。
簡単に言えば、何かをいろんな手法で価値を上げていく事という事ですよね。
音楽でいえば、見た目に気を使ったり、楽曲をトレンド風にしたりと、お客さんがより価値を感じてもらえるよう試行錯誤していく事になります。
そしてセルフ。これは、自分自身で行うという事。
つまり、セルフプロデュースとは「自分自身で目的物の価値を上げていく事をする」という事なんですよね。
しかし、これでは抽象的過ぎてわからないと思います。
ですので、音楽でのセルフプロデュースについて解説していきます。
音楽においてのセルフプロデュース
それでは音楽でのセルフプロデュースとはどんな事をしていくのでしょうか?
まず前提として、「自分自身で目的物の価値を上げていく事をする」という事が重要です。
そして、価値を感じるのは相手ですよね。音楽といえどビジネスですので、お客さんが商品を買う事で成り立ちます。
つまり、価値を感じてもらうのは相手でなくてはいけません。しかし、価値を上げるのは自分です。
ここがとても難しい所なんですよね。ですので、客観的に自分を見ることが出来るのがとても大切になってきます。
まずは、簡単にセルフプロデュースの本質を挙げていきましょうか。
音楽市場に対して適切な価値提供を考える
- 音楽性
- 人間性
- プロモーション
- セールス
これらの要因の価値を高めていくのがセルフプロデュースとなります。
価値を高めていくというと、きりがないように見えます。しかし、相手の理想に近づけるというのが価値を高めていくという事です。
だって、理想の商品があれば、お客さんは何も考えず買うようになります。
だからこそ、みんな競争してより良い商品を開発しているのが現在の経済です。
つまり、「いかに相手の欲求にこたえるか」という事がセルフプロデュースのカギという事です。
音楽性でのセルフプロデュース
価値を高めていくという点において、音楽性という観点があります。
これは、自分がやる音楽分野から行っていく事が前提ですよね。
その中で、さらにお客さんが聴きたいような音楽性に近づけていくという事をします。
例えば、ロックといっても「ハードロック」や「メタル」などがあります。
それぞれ細かく、お客さんが欲しているジャンルや音楽性というものは分岐していますからね。
だからこそ、より刺さるように音楽性を磨いていくという行為が、この観点でのセルフプロデュースという事です。
そのために、以下のようなことをする必要があるでしょう。
- 理想とする形が実現できるまでの技術を磨く
- 更なる音楽性を広げるためのリサーチ
よく、「いろんな音楽を聴きなさい」という講師の方がいますが、この2番目の事なんですよね。
ですので、この事はセルフプロデュースの一環でしかありません。もっと大きな視点で、セルフプロデュースやマーケティングという事を行っていきましょう。
人間性でのセルフプロデュース
音楽を聴く人は、もちろんアーティスト本人についても興味を持ちます。
そこで、人間性やキャラクターといった観点でも価値が付くことがあります。
これは、特にアイドルやタレントなどといった会話が良く公になる職業で強みが現れます。
しかし、ミュージシャンであっても、対談やライブなどで人間性を見る機会が出てきます。そこでファンになる人も多くいるので、侮れない項目ではあります。
人間性の観点でセルフプロデュースをする場合、以下のような事が有効です。
- 自分のキャラクターを決める
- キャラクターを一貫させる
- 受けがいい物や癖がある人間性を考える
もちろん、自分の素で勝負するのもありです。現代では、ありのままの人間性を受け入れてくれたり、身近なキャラクターが受ける場合も多いです。
そして、とても楽です。やはり、ずっと活動していく人間性は楽な方がいいです。
いちいち演じなくてはいけないとなると、人によっては嫌気を指す場合もあります。
ですので、理想の人間性を探し、素のままで近づけるように努力していくのが一番いいかなと思っています。
プロモーションでのセルフプロデュース
プロモーションは、いわゆる集客で行う項目です。
例えば、MVなどをローンチして人に認知してもらうというような感じです。
ここでも、セルフプロデュースが重要となってきます。例えば、同じプロモーションでもセルフプロデュースが上手くいくか行かないかの違いで何倍にも効果が違うことがあります。
ここでは、メディアを使いこなせるようになるというのがセルフプロデュースです。
今では、インターネットメディアを使いこなせるようになれば、何万人ものお客さんを集めることが出来ます。
ですので、実はここが音楽活動において一番重要だったりするのです。
まずは、無料のメディアを使いこなせるようになりましょう。
- YouTube
- ブログ
- SNS
- 配信アプリ
あとはリスト取りですね。これが出来ていない音楽家が多すぎるので、使いこなせるようになれば余裕でほかのミュージシャンを追い抜くことが出来ます。
リスト取りには、以下のメディアを使うようにしましょう。
- メールマガジン
- LINE@
これら2つを攻めのメディアと読んでいます。これらを使いこなせると、一対一でのやりとりが出来ますので、自分の価値をより理解してもらいやすくなるのです。
よって、商品をかなり売れるようになります。
これらすべてのメディアの使い方は、当サイト限定コンテンツである「無料動画レッスン」ですべて解説しています。
第4回から第6回で無料のメディア攻略を解説していますので、音楽活動を加速させて行い方は是非以下のリンクから受け取ってみてください。
→ セルフプロデュースを学びプロになる方法を解説した無料動画レッスンを受けとる
メディアを使いこなすという、一見音楽にかかわらないことでも、重要なセルフプロデュースですので真剣に向き合いましょう。
セールスでのセルフプロデュース
実は、セールスでもセルフプロデュースが必要です。
特に、「どうやってお客さんに商品提供するのか?」「どのような商品がお客さんに刺さるのか?」という事を考えていく必要があります。
この一部に、音楽性や人間性が加わります。そして、プロモーションで人を集め、セールスでマネタイズをする。
ここまで全て出来れば、もう音楽だけで生きていけるようになります。
セールスで考えたいことは、主に以下のようになります。
- 反応が高いセールスを考える
- 商品の形態を考える
- 商品に関するコスト管理
大体こんな感じですね。
セールスの流れは、売って買ってもらってという簡単なものではありません。
商品を考え、作り、提供方法を確立しなければいけないのです。しかし、そもそもお客さんがいなければ商品は変われないので、まずはプロモーションから行わないといけません。
その後で、セールスを行うのが普通です。
しかし、この工程でもしっかりと考えるべきことがあります。それが、上記の事というわけなんですよね。
まずは、商品に興味を持ってもらえるように、反応が高くなるセールス方法などを考えます。
そして、商品の形態。
これは、ライブなどの有形商品や楽曲データなどの無形商品から考えることが出来ます。
これらについての詳しい解説は、以下の無料レッスンの第10回で解説しています。
→ セルフプロデュースを学びプロになる方法を解説した無料動画レッスンを受けとる
後はコスト管理ですよね。自分が出せる範囲や、赤字にならない程度のコストで商品を作らなくてはいけません。
特に、まず個人で活動していかなくてはいけない最初のころでは、コストがかからない無形商品がメインの武器になります。
もちろん、黒字が見込めるのであれば大きくコストをかけても構いません。
これらのコストをしっかり管理することが出来れば、より長く音楽活動を続けていく事が出来ます。
結局集客できなけばセルフプロデュースも意味がない
ここで強く言いますが、セルフプロデュースとは価値を上げていく行為を行います。
しかし、価値を判断するのはお客さん。
つまり、まずお客さんを集めない事にはセルフプロデュースも意味をなさなくなってしまいます。
だからこそ、まず集客に力を入れることが重要です。
ここさえできれば、セルフプロデュースを極めなくても売れるようにはなります。
また、セルフプロデュースはすぐに完成するものではありません。
世の中のアーティストが、毎年雰囲気が変わるように、ずっと価値というものは変わっていきます。
つまり、セルフプロデュースには終わりがないんですよね。
しかし、集客は一度沢山の人を集めてしまえば何とかなります。
そこからお客さんを育成し、固定ファンになってしまえば、あなたを応援してくれる人は基本居続けてくれます。
つまり、一度コアなファンをたくさん集めてしまえば、ずっと活動していく事が可能です。
しかし、それも集客が出来なければ意味はありません。
そのためには、マーケティングスキルが必須です。
まずはこれを学び・実践していく事が、音楽の世界で生き残る生存戦略となります。
また、僕は音楽マーケティングの専門家です。
現在、期間限定で無料動画レッスンを公開していますので、興味があれば以下のリンクから受け取ってみてください。
→ 音楽マーケティング学びプロになる方法を解説した無料動画レッスンを受けとる
まとめ:セルフプロデュース力を身に着けて・他の音楽家に差をつけろ!
いかがだったでしょうか?
今回は、音楽向けのセルフプロデュースについて解説しました。
現代では、個人での活動が盛んになり、業界も個人で成果を上げた人を引き抜いている現状です。
それを加速させたのが、インターネットの普及です。ですので、インターネットで活動に関することを極めれば、あなたの音楽活動は成功に大きく近づきます。
よって、WEBスキルを身に着けるのが、今の音楽家の必修項目とも言えますよね。
まずは、WEBスキル。特に、WEBマーケティングを学ぶことを強くお勧めします。
これが出来るようになると、集客が上手くいきます。そして、集客が上手くいけば音楽活動は90%成功したといっても過言ではありません。
この記事を参考に、音楽活動を加速させていきましょう。
→ 音楽マーケティング学びプロになる方法を解説した無料動画レッスンを受けとる
以上。音楽人講師の凜でした!