歌が上手くなる方法。初心者こそ変わる!?歌上達 ボイトレ講座 ダイナミクス編

おいす!凜です。

今回は、初心者向けボイトレ講座 ダイナミクス編です。

前回のまとめ

前回は、リズム・テンポの練習方法について触れていきました。

とても重要な項目と解説しました。

大切な事なので、もう一度復習として、まとめていきます。

リズム・テンポの練習方法

  • リズム・テンポは、正確さを鍛える
  • 正確さを鍛える と、キープ力に繋がる
  • リズム・テンポがわかると、歌や演奏がやりやすくなる 一つの指標である
  • リズム・テンポが著しく欠如していると、 音楽として成立しない
  • メトロノームを使ってテンポ内の4分・8分・16分音符をしる
  • 4分音符は、1小節を4分割したもの
  • 4分音符を半分に割ったものが、8分音符
  • 8分音符 は、 4分音符の裏拍 である。
  • 8分音符を半分に割ったものが、16分音符
  • メトロノームに合わせて歌う
  • 自分の中にメトロノームが存在するイメージで
  • 歌えない場合、 メトロノームに合わせて、ももを叩く
  • この場合、16分から練習
  • 力を抜いて、フラットなリズムを刻む
  • 点でとらえず、線でとらえる
  • 音符を細かく取る ことで、滑らかになる。

以上です。

ピッチ、リズム・テンポとやってきましたが、

二つとも、正確さが大事でしたね。

今回は、どうでしょうか。

早速、解説していきます。

歌におけるダイナミクスとは

ダイナミクス

言葉だけだと、よくわからないですよね。

僕の言葉で表すと、適切な音量調整です。

カラオケでは、抑揚と呼ばれています。

これが何に繋がるかというと、表現力です。

人は、音量が大きいほど迫力があると認識します。

逆に小さいと、繊細さを認識します。

悪い言葉で表すと、うるさい、貧相、など感じるでしょう。

さらに、曲の良し悪しは、聴いた人がどう感じるかです。

音の大小だけで、こんなにも感じ方があるのですから、

ダイナミクスを上手く使えれば、感じさせ方を、コントロールできるのです。

恋愛テクニックみたいなものですね。

相手にどう思わせるか?この部分につながるので

表現力に直結するのです。

鍛えるべきは、適切な音量調節

一番注目して欲しいところは、適切、という部分です。

今までやってきた、ピッチ、リズム・テンポには、正解は決まっていましたね。

それは、正確さでした。

ですが、ダイナミクスには正解が決まっていません。

曲によって、歌詞によって、聴かせたい人によって、

適切というものは変わってきます。

数学では、答えが一つなのに

国語では、答えが何通りかある、

そのような感じです。

なので、どうするか迷うことが多いです。

その際、大事なことは、

自分がどうしたいかです。

この気持ちさえもっておけば、迷うことはありません。

自分なりの、適切、を見つけられる事ができるでしょう。

ダイナミクスの鍛え方

適切なダイナミクスをしる

音量調節自体は、発声によってコントロールできます。

ですが、どう表現したいか? を知らなければ、コントロールしようがありません。

無茶苦茶にダイナミクスをいじっても、違和感しか残りませんので。

ピカソの絵をまねて、初心者が無茶苦茶に絵をかいても

上手くいきませんよね。

人が作る作品には、思いや、考えが詰まっているものです。

なのでまず、自分がどうしたいかを知らなければなりません。

好きな曲を聴いて、どう感じたかを考える

この記事を読んでいる人は、音楽を聴いている人がほとんどでしょう。

好きな曲の一つはあると思います。

では、曲を聴いて何か感じたところをピックアップしてください。

些細なことでもいいです。

次に、ピックアップしたところをもう一度、

自分が練習したいパートに注目して聴いてください。

どのように歌っているか?演奏しているか?

音量の大きさはどうか?

分析してみましょう。

あなたが何かを感じたということは、そのことをまねして、

同じように思うひとは、少なからずいます。

これを繰り返して、レパートリーを増やしていってください。

日を開けて聴いても、また違うことを感じるかもしれないので、

同じ曲ならば、週に1回ペースでするといいです。

テンプレートは存在する

曲調によって、好ましいダイナミクスは存在します。

葬式なら喪服をきる、図書室は静かにするなど

空気にあったものですね。

悲しい曲なら、小さめに

激しい曲なら、大きめに

疾走感をつけたいなら、アクセントを大きめに

など、沢山あります。

いろんな曲を聴いて、曲調を知る。

ということも大事です。

ですが、自分を見失わないようにしましょう。

生を聴くのが一番わかりやすい

ダイナミクスを一番感じられるのが、ライブです。

現在の音源だと、マスタリング処理というものがされていて、

音圧が限界まで上げられてるものが多いので、音の大小が聴き取りずらいです。

それに、ライブ中は感情が高ぶってる事が多いので、

もろに感じられます。

ライブ中の歌声は、編集もできないですしね。

一度、好きなアーティストのライブやイベントに行くのはおすすめです。

フェスなんかに行くと、多くのミュージシャンを聴けるので、

そちらもおすすめです。

最大声量を多用しない

ここからは技術ですが、すぐにできることはこれです。

出来ないことをできるようにするより、

無駄を省くのが手っ取り早いです、

音楽では、足し算より引き算の方が、うまくいきます。

本当に必要なものだけ、足していきましょう。

最大声量を多用しないことの理由は、二つあります。

まず、最大のものは、現状これ以上大きくならないからです。

風船を膨らましても、限界を超えれば割れるだけですよね。

最大でやってる所より、大きく見せたい場合、

手に負えません。

そこで、自分が思う最大で出したいところを

90%ぐらいまで、抑えましょう。

まだいける、くらいがちょうどいいのです。

その代わり、90%以下のところに気を使ってください。

そこのダイナミクスが上手くいけば、90%でも

十分大きく聴こえるのです。

二つ目は、喉のケガ防止です。

最大の声量は、喉に多大な負担を増やします。

小さく、いい声で。

を目標にしましょう。

ケガをして、練習できなくなるのは、もったいないですからね。

まとめ

今回は、歌におけるダイナミクスを取り扱いました。

わかりやすく、要点をまとめていきます。

ダイナミクスの鍛え方

  • 歌におけるダイナミクスとは、適切な音量調節である。
  • これは、表現力に直結する部分である。
  • 一番注目して欲しいところは、適切、という部分 。
  • ダイナミクスには、正解が決まっていない。
  • そこで大事なことは、自分がどうしたいかである。
  • まずは、適切なダイナミクスしること。
  • そのために、好きな曲を聴いて、どう感じたかを考える
  • 自分が練習したいパートに注目して聴く。
  • いろんな曲を聴いて、曲調を知ることが大事。
  • ダイナミクスを感じるには、生を聴くのが一番わかりやすい。
  • 音源だと、 音の大小が聴き取りずらい
  • ダイナミクスを生かすために、最大声量を多用しない
  • 音楽では、足し算より引き算の方が、うまくいくため。
  • ケガ防止のため。

以上、まとめでした。

最後に

初心者向けボイトレ講座  ダイナミクス編はいかがでしたか?

表現力に直結する部分なので、ここを練習したい方は

是非、参考にしてください。

では、今回もお疲れ様でした!

次回は、練習場所について解説していきます。

楽しみにしていてください!

以上、凜でした!