歌が上手くなる方法。初心者こそ変わる!?歌上達 ボイトレ講座 リズム・テンポ編

おいす!凜です。

今回は、初心者向けボイトレ講座 リズム・テンポ編です。

前回のまとめ

さて、前回は音程・ピッチについて触れていきました。

歌において必要なことは正確さでしたね。

前回の要点をまとめていきます。

ピッチの正確さを鍛える方法

  • 声以外の音が出る楽器を使い、鳴らした音と同じ音を発声する。
  • 目的は、 聴いた音をその通りに出す練習 である。
  • 補助楽器は、 ピアノやキーボードなどの鍵盤楽器を選ぶといい 。
  • 楽器を持っていない場合は、アプリで代用。
  • 手順として、 低い音から半音ずつ高くしてい くとよい。
  • 喉を傷める原因と なるので、 自分が出せない高さ、低さ以上を 練習しない。
  • 自分が出してる音が、正解かわからない場合、 録音をして 聴く。
  • チューナーを 使えると、なおよし。
  • 繰り返し練習する。

以上です。

みなさん、練習は捗っていますか?

辛い、できないなど、思うことはあります。

ですが、そんな時こそ上達への第一歩です。

人一倍悩んでいる、考えているからそう思えるのです。

その時点で、スタートダッシュは出来ています。

何も考えずやっている人も大勢います。

そうポジティブにとらえて、

頑張っていきましょう!

では、三大要素のリズム・テンポに着目して、練習方法を学んでいきます。

リズム・テンポの重要性

歌における三大要素はピッチ、リズム・テンポ、ダイナミクスがあると言いました。

この中でも、特に重要なのはリズム・テンポです。

初心者さんならなおさらです。

「ピッチじゃないの!?」と思う方が大勢います。

ですが違います。

なぜなら、リズム・テンポが著しく欠如していると、

音楽として成立しないからです。

曲というものは、いろんな楽器が参加しています。

それぞれが、同時に、違う曲を演奏したとしましょう。

楽しく聴けますか?

まず思うのは、違和感しかないことです。

違う曲というのは極端でしたが、リズム・テンポが大きく間違っていると

そのくらい、違和感に聴こえてしまうのです。

もう一つ、なぜ重要なのか理由があります。

特にテンポは、曲の根本を成す、大きなルールの一つだからです。

このことを知らない人は多いです。

これはなぜあるのかというと、

全員にその曲が演奏出来るようにするためです。

作曲者が皆に演奏してもらいたいとしても、

その曲が、どういう物なのかがわからないと、演奏できません。

頭の中が、すべて分かるわけは無いですから。

それを解決するために作り出されたのが、譜面です。

そして、テンポや音符、記号などのルールです。

譜面は、曲の情報がほぼすべてのっています。

ルールブックみたいなものですね。

スポーツも、ルールがあるからいろんなものが存在しますし、

そのルールも選手が知っているから、成立するのです。

曲にも、同じことが言えます。

例えばサッカーで、ラグビー選手みたいにボールをもって、

ゴールネットにタッチダウンしたらおかしいですよね。

このように、リズム・テンポがわかると、歌や演奏がやりやすくなる

一つの指標になります。

なので、重要性が高いと言えるわけです。

これができるようになれば

他人と合わせることが容易になります。

そして、より音楽的な、歌や演奏になります。

リズム・テンポのなにを鍛えるのか

それは、正確さです。

これは、 正確さ=キープ力 となります。

なぜなら、リズム・テンポは、同じ周期で進行するものなので、

正確ならば、自ずとその状態を、キープすることになります。

これを鍛える利点は、二つあります。

一つ目は、リズムキープへの迷いがなくなることです。

歌っている最中、感情が高ぶったりすると、今歌っている所が分からなることがあります。

そのため、失敗しないように、意識をさかれてしまうのです。

正確さを身につけると、勝手にキープされている状態なので、この問題がなくなります。

二つ目は、リズム・テンポの可視化です。

いわゆる、「あぁ、時が見える」状態になります。

元ネタが分からない人は、申し訳ない。

具体的に言うと、楽器のフレーズなどが形として見えます。

僕だと、DAWのピアノロールに打ち込んだ形が見えます。

DTMをやっている人は、わかりますね(笑)

可視化ができると、パズルみたいにリズム遊びができるようになり、

練習の吸収度がとても上がります。

僕自身、正確さが身についたころ、曲に対してのリズムとテンポが見えるようになり

アプローチの幅や遊び心など、選択肢がかなりふえました。

なので、正確さから鍛えていきましょう。

リズム・テンポの練習方法

メトロノームを使ってテンポ内の4分・8分・16分音符をしろう

まず、メトロノームを用意してください。

アプリのもので大丈夫ですので、無料で用意することができます。

僕がよく使うのは、METRONOME STER というアプリです。

とても感覚的で使いやすいです。

リンクはこちら

METRONOME STER

このアプリを使った前提で、説明していきます。

テンポ

今回はテンポ120で設定していきます。

遅すぎても、速すぎても難しいので、

最初は、100~150で設定していきましょう。

初期設定が120なので、

今回は120でいきます。

テンポ内の4分音符

4分音符から触れていきます。

アプリの画面を開くと、このような画面になると思います。

星に色がついているところが、4分音符となります。

この状態で、再生ボタンを押してみてください。

カッ、 カッ、 カッ、 カッ、 と音が鳴ります。

これが、テンポ120における4分音符となります。

4分音符は、1小節を4分割したものです。

なので4分音符と言います。

まず、知ることからなので。

感じだけ、つかんでください。

テンポ内の8分音符

4分音符を半分に割ったものが、8分音符です。

なので、アプリ上では、このようになります。

4分音符の星の、真逆に位置します。

真逆ということなので、4分音符の裏拍ということにもなります。

この裏拍は、今後重要な役割を担うので、覚えておいてください。

星の色の付け方は、色がついてない星をタップするだけです。

この状態で、鳴らしてみましょう。

カッカッ 、 カッカッ 、 カッカッ 、 カッカッ 、 という感じに聞こえます。

これがテンポ120における8分音符です。

テンポ内における16分音符

8分音符を半分に割ったものが、16分音符です。

アプリ上では、このようになります。

星の位置は4分音符と8分音符の間になります。

4分音符を4分割とも考えられるので、4分音符ごとに4回ずつ鳴ります。

では、鳴らしてみましょう。

ツクタカ、 ツクタカ、 ツクタカ、 ツクタカ、 という感じで聞こえます。

これが、テンポ120における16分音符です。

メトロノームに合わせて歌ってみよう

自分の好きな曲でいいので練習曲を決めてください。

アカペラで歌えるくらい覚えているものがいいです。

そして、その曲のテンポを調べてください。

なければ、原曲に合わせて、

アプリのテンポが書いてあるところを

タップしてみてください。

タップに応じてテンポが設定されます。

どうしてもわからない場合は、お問い合わせまでご連絡ください。

僕が、テンポを調べます。

最初は4分音符から、アカペラで歌います。

ここでは、音程などは気にしなくていいです。

メトロノームに慣れましょう。

そして、8分、16分と細かくしていきます。

細かくするのは、16分音符、まででいいです。

それ以降は、歌ではなかなか使わないので大丈夫です。

慣れてくると、歌っているフレーズが、メトロノームにかみあってきます。

細かくするほど、わかりやすいです。

16分でかみ合うのが分かってきたら、

メトロノームが8分でフレーズの16分を意識する。

これができたら、

4分で8分を意識する。

最後には、4分で16分を意識できるようになりましょう。

実際に歌う時はメトロノームはありませんから。

だんだん補助を、減らしていく感じです。

本番で、歌う時はドラムに意識しましょう。

メトロノームに慣れてくると、

ドラムのリズムが鮮明にわかってきます。

これが実感できれば、この練習の目的が達成されたと言えます。

メトロノームに合わせて歌う、まずここから始めましょう。

最終的には、自分の中にメトロノームが存在するイメージで、

練習していきましょう。

歌って練習するときは、録音は忘れずに♪

歌えない場合の練習方法

大きな音が出せず、家で歌えない場合などがあります。

その場合の、練習方法を解説します。

メトロノームに合わせて、ももを叩く。です。

座って練習します。

この場合、16分から練習していきます。

メトロノームの設定は、上に同じです。

まず、16分でももをパタパタします。

コツとして、4分音符を意識しながら

パタパタしてください。

力を抜いて、フラットなリズムを刻みましょう。

なれてきたら、16分でパタパタしながら、

4分音符のところで足踏みします。

余裕ならば、鼻歌も混ぜていきましょう。

頭の中で、歌を歌う、でもいいです。

慣れてきたら、メトロノームを8分、4分と減らしていきましょう。

難しくはなっていきますが、頑張りましょう。

マルチタスクを鍛えることで、今後の歌に余裕が出てきます。

僕自身、このパタパタは、今でも行っています。

自分の調節に使えるので、覚えておきましょう。

点でとらえず、線でとらえる

メトロノームで音符を聞くと、単発で聞こえます。

ですが、リズム・テンポは流れていくものなので、

点で取りに行ってしまうと、よれてしまいます。

合わせようとすると、合わないものなんですね。

それを防ぐために、線でとらえていきます。

分かりやすいのが、モニターです。

モニターはいくつもの光で映像を映しています。

画素数が高いほど綺麗に、滑らかに映ります。

隙間がなくなっていく感じですね。

同じように、音符を細かく取ることで

滑らかに、かつ正確になっていきます。

まとめ

今回は、リズム・テンポの練習方法を取り扱いました。

わかりやすく、要点をまとめていきます。

リズム・テンポの練習方法

  • リズム・テンポは、正確さを鍛える
  • 正確さを鍛える と、キープ力に繋がる
  • リズム・テンポがわかると、歌や演奏がやりやすくなる 一つの指標である
  • リズム・テンポが著しく欠如していると、 音楽として成立しない
  • メトロノームを使ってテンポ内の4分・8分・16分音符をしる
  • 4分音符は、1小節を4分割したもの
  • 4分音符を半分に割ったものが、8分音符
  • 8分音符 は、 4分音符の裏拍 である。
  • 8分音符を半分に割ったものが、16分音符
  • メトロノームに合わせて歌う
  • 自分の中にメトロノームが存在するイメージで
  • 歌えない場合、 メトロノームに合わせて、ももを叩く
  • この場合、16分から練習
  • 力を抜いて、フラットなリズムを刻む
  • 点でとらえず、線でとらえる
  • 音符を細かく取る ことで、滑らかになる。

以上、まとめでした。

最後に

初心者向けボイトレ講座  リズム・テンポ編いかがでしたか?

とても重要な項目です。

成果が実感するのに、時間はかかりますが

めげずに頑張りましょう。

応援しています。

次回はダイナミクス編です。

表現力に直結する部分なので、楽しみにしていてください!

以上、凜でした!