メジャーデビューをしても売れない!メジャーシーン音楽で食べていけない確信的な3つの理由
凜

おいす!音楽人講師の凜です。主に、音楽を仕事にする方法を発信しています。

音楽を志す多くの人は、メジャーデビューを目標にする人が多いです。しかし現在では、以前とは違い「メジャーデビューをしても売れない」という状況です。

例えばCDの売り上げも、ピーク時より75%も減少しています。ですので、メジャーシーンで生き残る人が少なくなっている事にも頷けます。

そしてあなたは、メジャーデビューの意味を正しく知っていますか?

「日本レコード協会」に所属している、大手レコード会社からCDを発売することを指します。

多くの人は、これを目指し挫折していくのです。なぜなら、メジャーデビューを果たした90%以上のミュージシャンが音楽だけで食べていけないという現実があるからです。

今回は、メジャーデビュー・メジャーシーンに参入しても食べていけない確信的な3つの理由と、それの対策案を解説いたします。

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メジャーデビュー・メジャーシーンに参入しても食べていけない確信的な3つの理由

まずは、メジャーデビュー・メジャーシーンに参入しても売れない理由を解説します。

それには、以下の3つの理由があります。

メジャーデビューをしても売れない理由

  • 音楽を知る機会が増え、市場がバラけてしまった
  • ネットの登場で、音楽を無料で聴ける環境になってしまった
  • 商品のデータ化により、楽曲自体の価値が下がった

それぞれ、詳しく解説していきます。

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音楽を知る機会が増え、市場がバラけてしまった

メジャーデビューをしても売れなくなった理由に、音楽を知る機会が増え、市場がバラけてしまった事があります。

なぜこのような事が起きたのかというと、インターネットの普及です。

インターネットが登場する前は、以下のような媒体でしか音楽を知ることができませんでした。

20世紀型マスメディア

  • テレビ
  • ラジオ
  • テキスト媒体(雑誌や新聞など)

つまり、これらに出る事のできるごく一部のアーティストだけが売れていた時代なのです。

つまり、メジャーデビューを果たしたアーティストです。

だからこそ、CDの売り上げが100万枚をこえるアーティストが沢山いました。なぜなら、国民すべてに対して、アーティスト知れる手段が少なかったためです。

ですが時代は変わります。今では、誰もがインターネットを利用し、誰もが発信をして見ることのできる時代です。

このため、メジャーデビューをしていないアーティストでも知ることができ、ファンになる事だって可能です。

ですが、人口は変わりません。むしろ減少しています。

したがって、「皆同じアーティストを聴いている」状況が崩壊し、CDや音楽に触れる人も散らばっていきました。

するとどうでしょう。一極集中で売れていたCDが売れなくなります。

そして、「CDが売れない時代」とメディアが嘆くようになったのです。

ですが、嘆くべき事ではありません。「人間がアーティストを選ぶ選択肢が増えたため、誰もが平等にプロになるチャンスがある」という状態になっただけです。

確かに、そのぶんCDは売れないかもしれません。ですが、沢山のアーティストで切磋琢磨をし、いい意味で実力社会となりました。

このように、新たなメディアの登場で、音楽を楽しむ選択肢が増えたのです。そのため、市場がばらけ、CDが特出して売れる人が減りました

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ネットの登場で、音楽を無料で聴ける環境になってしまった

また、ネットの登場で、音楽を無料で聴ける環境になってしまった事も、メジャーデビューをしても売れない理由の一つです。

今まででは、無料で聴ける音楽は「ラジオ」「音楽番組」くらいしかありませんでした。

ですが、今ではインターネット上に沢山の無料音楽が存在します。

例えば、YouTube・サウンドクラウドなどで、動画や音声を無料で聴く事が出来ます。

この事が、売れない理由に大きな影響を与えたのです。

YouTubeは開設当初、違法アップロードにあふれていました。僕も、2006年からYouTubeを利用していたのですが、ほとんどは無断転載のものばかり。

外国のホームビデオぐらいが、オリジナルコンテンツでしたね。

ですが今はどうでしょう。公式のチャンネルで、無料でMVが見れたり、ライブ映像が見れます。これが当たり前になると「音楽にお金を払う人が減る」ようになるのは明確です。

今から生まれてくる人は、そんな価値観が当たり前になるでしょう。そうなると、「CDを買う」という人などいなくなってしまいます。

現代は、曲自体に価値がつくのではなく、「曲に触れる事でどんな価値が得られるか」という事が重要となるのです。

それは、ライブもそうですしアーティストとの交流も価値として感じるでしょう。そこに「曲という要素」が加わるだけで「熱心なファン」がつくのです。

つまり、メジャーデビューをしてCDを発売するだけでは「売れない」という事なのです。

商品のデータ化により、楽曲自体の価値が下がった

また、商品のデータ化により、楽曲自体の価値が下がった事も、売れない理由の一つです。

当たり前ですが、商品の価格が下がれば、その分利益も下がります。そんなことが、楽曲にも起きているのです。

CDですと、安くても1000円以上はします。アルバムになると、3000円以上しますよね。

しかし現在、楽曲がデータ化し、ダウンロードやストリーミングで聴かれるようになった現代です。

1楽曲当たりの価値は、約250円くらいとなりました。また、ストリーミングサービスを使えば、数十万曲が月1000円程度で聴けます。

代表的なサービスの値段は、以下の通りです。

月額ストリーミングサービスの値段

  • apple music 980円
  • line music 960円
  • Amazon music 会員780円/通常980円
  • Spotify 980円

そう考えると、1楽曲で1円にも満たない価値となってしまったのです。

このように、楽曲自体の価値が下がり、メジャーデビューをしても売れなくなってしまったのです。

メジャーデビューを果たした99%以上の人が生き残れない

ここまで話した通り、CDが聴かれなくなったり、音楽の価値が下がりました。

このため、メジャーデビューしても食べていけないミュージシャンが99%以上にもなってしまったのです。

さて、ただでさえCDや音楽が売れず、価値が下がっています。それにもかかわらず、メジャーデビューをしてしまうと、売り上げのほとんどは自分の手に残りません

以下の図は、メジャーデビューを果たした人の、売り上げ配分の例です。

アーティストがもらえる売り上げは、およそ1%です。これでは、いくらCDを売ったとしてもアーティストは食べていけません

一枚1000円だとしても、わずか10円です。また、バンドやユニットの場合、人数分さらに分けます。

よく、バンドメンバー間の仲が悪くなる原因は、このギャラの配分でもめたからです。そうして、バンドが解散してしまえば、音楽収入も0です。

よって、メジャーデビューをして食べていく事は難しいのです。

しかし、「メジャーデビューをすればプロになれる」と思っている人がとても多いです。厳しいようですが、「現実を見てください」と僕はいつも伝えています。

そして、現代に合った音楽活動をしなければ、音楽で食べていく事はできません。

僕は、音楽人講師です。まずは、僕のブログで最新の音楽活動を学んでみてはいかがでしょうか?

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メジャーで売れない時代を生き抜く唯一の方法

メジャーデビューをしても売れないのなら「ほかの選択肢なないか?」と思う人も多いでしょう。

もちろん、1つだけ方法が存在します。

それは、「自分の力だけでファンを集めて、音楽で食べていく」という方法です。

今までは、全てのミュージシャンがメジャーデビューを目指しました。その理由は、ファンを増やすために使えるメディアが限られていたためです。

そして、メジャーデビューをしなければ、そのメディアは使えません。だからこそ、メジャーデビュー一択しか、音楽で食べていく方法がなかったのです。

ですが現在、その考え方が全て覆りました。その理由は、ネットの普及による、誰もが使えるメディアの登場です。

例えば、以下のメディアを使えば、個人でもファンを集める事ができます

個人でもファンを作れる媒体

  • YouTube
  • ブログ
  • SNS
  • 配信アプリ・サイト

アーティストは、ファンがいなければ生きていく事ができません。なぜなら、いつだってファンがアーティストの生計を担っているからです。

つまり、ファンさえ集める事ができれば、音楽で食べていく事ができるのです。

今では、音楽活動の全てが個人でできてしまいます。その理由は、以下の図で解説しています。

メジャーシーンにとらわれず、個人で音楽家になる方が成功する理由

自主制作での楽曲やグッズ、さらにライブチケットまでもファンに買ってもらう事ができます。そして、自分の力で素晴らしい商品を提供できるのです。

つまり、もうレコード会社や事務所の力を頼らずに音楽活動が行えます

さらに言えば、メジャーデビューをしない方が音楽で食べていくハードルが低い事実すらあります。

この理由は、個人で活動すれば売り上げを吸収されずに、すべて自分のものとなるからです。

今回の記事で、メジャーデビューに対してのCDの売り上げ配分を解説いたしました。その場合、アーティストは約1%でしたね。

ですが個人では、100%売り上げを自分のものにできます。

つまり、個人では少ないファンの数からでも、音楽で食べていく事ができるようになります。

だからこそ再現性があり、僕は個人で音楽活動をする事をオススメしています。

また、レコード会社に所属するまでは、必ず個人での活動が必要です。よって、結局自分の力で活動していかなくてはならないのです。

だったら、少ないファンでもしっかりと収入を確保し、すぐにでも音楽で食べていけるようになった方が合理的です。

僕は、音楽人講師として活動しています。その目的は、日本中の音楽人が自立し、自分の力で音楽を仕事にしていける未来を作りたいからです。

僕は何度も、音楽の夢を諦めていく人達を目にしてきました。「少しでもそんな人たちの手助けをしたい!」という気持ちで、日々活動しています。

まずは僕のブログで、音楽人が自立して生きていく方法を学んでみてはいかがでしょうか?

是非、活用してみてください!

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まとめ:メジャーデビューをしても売れない!メジャーシーン音楽で食べていけない確信的な3つの理由

いかがだったでしょうか?

今回は、メジャーデビューをしたとしても売れない理由を解説しました。また、そんな状況でも生き残るための唯一の方法も解説しました。

まとめると、以下のようになります。

メジャーデビューをしても売れない理由

  • 音楽を知る機会が増え、市場がバラけてしまった
  • ネットの登場で、音楽を無料で聴ける環境になってしまった
  • 商品のデータ化により、楽曲自体の価値が下がった

このような理由で、メジャーデビューを果たした人ほとんどが、音楽で食べていけず、アルバイトで食いつないでいるという現実となっています。

そして、このような状況を理解し、対策をしっかり考えたミュージシャンは「メジャーデビューをせずに、個人で活動する」という選択をしています。

そうして、自分の力でファンを集め、音楽で食べていっているのです。

この理由は、レコード会社に所属しない事で、収入が吸収されず、少ないファンのうちから生計を立てられるからです。

それらを踏まえあなたは、どんな音楽活動をしたいと思いますか?

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この記事で、あなたの活動が充実することを祈っています。

凜

以上。音楽人講師の凜でした!