自分の声が変!/嫌い/気持ち悪いと感じる理由!自分の声を好きになるための4つの方法
凜

おいす!音楽人講師の凜です。主に、音楽を仕事にする方法を発信しています。

あなたは自分の声を「変だな」「嫌い」「気持ち悪い」と感じたことはありませんか?

録音した声や、動画の中の声だと、自分の声が変な風に聴こえることがありますよね。

僕は、音楽活動をしていたことがあるので、沢山の歌手やボーカリストの人たちと会ってきました。

そこでよく耳にしたことは、「なんでこんなに変な声なんだろう?」という事です。

歌をたしなむ人でも、このような悩みがあるのですから、自分の声が嫌い・気持ち悪いと感じる人は多いでしょう。

では、なぜこのように思ってしまうのでしょうか?

今回は、自分の声が変に聴こえる理由を解説します。また、自分の声を好きになる5つの方法を紹介いたします。

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自分の声が変!/嫌い/気持ち悪いと感じる理由

自分の声に違和感を感じるシチュエーションは、大きく分けて以下2つのシチュエーションがあります。

自分の声に違和感を覚えるパターン

  1. のどの炎症など、物理的に声が変わってしまった場合
  2. 動画や声の録音などで聞いた時などの、間接的に自分の声を聴く場合。

多くの方は、2つ目のほうで「変だな」と感じると思います。一つ目は、声というより「喉が変だな」と思うことが多いです。

ひとつづつ解説していきたいのですが、その前に理解しておいてほしいことがあります。

それは、「音の仕組み」です。

音とは、振動です。

何かが震えたり、擦れたりすると、人は音として認識します。簡単に説明すると、「鼓膜で振動をキャッチしているから音が聞こえている」という事です。

声も同じで、声帯という喉にある器官をこすり合わせることで、音を出しています。

そして、その音は体に響き、声として相手や自分に聴こえます。

これが、声が聞こえる仕組みです。

ここを理解したうえで、それぞれの解説を読んでみてください。

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自分の声が変!/嫌い/気持ち悪いと感じる理由:物理的に声が変わってしまった場合

これは皆さんも体験したことがあるかもしれませんが、風邪をひいたときや。大声をたくさん出した時「声が変だな」と思うことが多いです。

この理由は、何らかの要因で声帯が傷ついたり、粘膜に異常があるときに起こります。

つまり、声帯自体が傷んでしまっているので、物理的に声が変わってしまっているという事です。

例えば、風邪をひいて鼻水がたくさん出ると、それがのどに流れ、声ががらがらになります。

声帯をこするときに、鼻水が絡まるからですね。

また、大声を出しすぎたりすると、声帯が傷つき、上手く擦れずに声がかれてしまうという事が起きます。

声帯をこすりすぎると、突起が削れてしまい、ツルツルの声帯となります。こうなると、声が出なくなったり、かすれたりしてしまいます。

この要因で、「自分の声が嫌い」と思うことはないと思いますので、ほどほどにしておきますね。

このシチュエーションの場合は、「早く体を治す」事が大切です。

自分の声が変!/嫌い/気持ち悪いと感じる理由:間接的に自分の声を聴く場合

多くの方が自分の声を気持ち悪いと感じるのは、声が録音されているものを聞いた時です。

僕も、歌を録音した時に「こんな声だったかな、」と感じました。

気持ち悪いとまでは思いませんでしたが、変だなとは思いましたね。あなたも、このような経験がないでしょうか?

この原因として、「自分が聴いている声」と「他人が聴く声」には、大きな差があるからです。

音は振動と解説しましたね。そして、人間の声の振動は3種類あります。

人が聴いているの声の振動

  1. 声自体の振動
  2. 声を発することによる、空気の振動
  3. 声を発することによる、骨の振動

人間は、これら3つの振動から声を聴いています。

声自体の振動は、とても微々たるものです。しかし、その振動を空気に伝えることによって、遠くの人まで聞こえるような大きい音と変化します。

また、空気の振動が壁などに跳ね返る事もあります。これは、反響音といいますね。

そして、自分の体にも声の振動が伝わります。この音が、骨の振動です。骨振動といったりします。

この振動は、自分以外はほとんど聴くことが出来ません。なぜなら、そのほかに伝わる物がないからです。

人間の体は、皮に包まれています。ですので、骨の振動は人間の皮膚などに反響するため、内部で振動が行きかっています。

つまり、体の中をグルグルしているというわけです。厳密には、直線で跳ね返りますが。

イメージとしては、モンストでユニットが壁に跳ね返るような感じです。

さて、この事から説明できることは「自分で聴こえるあなたの声と人が聴くあなたの声は別物となる」という事なのです。

簡単にまとめると、以下のようになります。

自分で聴こえるあなたの声=骨振動+空気の振動音+反響音(周りに壁などがある場合のみ)

他人が聴くあなたの声=空気の振動+反響音(周りに壁などがある場合のみ)

となるのです。

そして、音は近いほうが大きく聞こえる性質があります。つまり、骨振動の音は、自分には大きく聴こえるのです。

なぜなら、体の内部から鼓膜に振動がいきわたっているからです。

逆に、他人にはほとんど骨振動は聴こえません。

よって、録音している声は、骨振動がなくなった声となります。

例えるなら、ほかの人が聴いているあなたの声を、そのまま聴いているという感じです。

だからこそ、ギャップを感じ、「違和感を感じる」のです。

その事を知らない人は、「変だ」「気持ち悪い」「嫌いだ」と思ってしまう事も多いという事になります。

このように、間接的に自分の声を聴くと、必ず違和感を感じます。その理由は、自分に聞こえる振動とほかの人に聞こえる振動は、別物だからです。

自分の声はなるべく好きなったほうがいい理由

声に関係する仕事を目指しているのなら、なるべく自分の声を好きになったほうがいいです。

これには、2つの理由があります。

一つ目は、「自分の声を好きになると、自分の声をよく聞くようになる事」です。

声の仕事は、技術が必要になってきますよね。例えば、歌の技術や声で演じる技術などです。

この場合、練習などをすることが多くなります。その時、自分の声をしっかりと聴ける方が、上達しやすいのです。

自分の声を進んで分析することで、改善点やいい点を見つけることが出来ます。

逆に、自分の声が嫌いだと、自分の声を聴くのが嫌になってしまいます。

これでは、上達のために必要な「自分の声の分析」が出来ません。そのため、技術も身につかなくなってしまうのです。

声の仕事を目指しているのなら、大きなデメリットですよね。これを避けるためにも、なるべく自分の声を好きになる方がいいです。

二つ目は、「自分の声を好きになると、練習が楽しくなるから」です。

楽しくない練習は、誰も続けたくありません。ですが、練習は継続しないと意味がありません。

ですので、自分の声が嫌いだと「練習を楽しめず、続かない」という事が起こります。

しかし、自分の声が好きであれば、練習が楽しくなります。なぜなら、自分の声に対する新しい発見が見つかるからです。

ひとは、好奇心が旺盛です。好きなことで新しい発見があれば、さらにのめりこむように追及してしまいます。

そうして練習も、続いていくのです。

歌う事を楽しめれば、「もっとこうしたい」などの欲求が出てきます。そして、どんどんチャレンジし、改善していきます。

その追及こそ、人間を成長させる大事な要因なのです。

この2つの理由から、声のスキルを身に着けることが飛躍的に早くなっていきます。

このように、自分の声を好きになると、声のスキルを身に着けるスピードが速くなります。

そのため、声に関する仕事を目指しているのなら、自分の声を好きになったほうがとてもメリットがあります。

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自分の声を好きになる4つの方法

それでは、自分の声をもっと好きになる方法を4つ解説していきます。

これを意識すれば、自分の声が嫌いな人でも、少しづつ好きになっていきます。

自分の声を好きになる4つの方法

  1. 自分の声をたくさん聴いて慣れる
  2. 自己評価は意味がないと知る
  3. 沢山の人に聴いてもらう
  4. 自分の声にネガティブになる事は避ける

それでは、一つづつ解説していきます。

自分の声を好きになる4つの方法:自分の声をたくさん聴いて慣れる

正直、この方法が一番効果が高いです。

人は、慣れる生き物です。いい事でも、いやな事でも、たいていの事は慣れてしまいます。

例えば、仕事ですね。初めて仕事をする人は、8時間以上も拘束され、慣れない業務を行います。

最初は、「いやだな」「辛い」と思う人は多いです。

しかし、多数の人は仕事を続けます。そして、最初はできなかったことでもだんだんと出来るようになり、8時間以上の業務も、初日ほど疲れなくなります。

これは慣れです。人は慣れてくると、「それが当たり前」と認識します。

この事を、自分の声でも行っていくのです。

最初は、辛いかもしれません。ですが、何か月も自分の声と向き合ってくると、逆に親しみがわいてくることもあります。

さらに行っていけば、その声が当たり前と認識し、いつもと変わらない日常で練習できるようになります。

僕自身、作曲したものに歌を乗せますが、最初は自分の声が変に感じていました。

しかし、2年くらい自分の声を編集していくと、その違和感はなくなり、当たり前の物として扱うようになったのです。

まずは、あなたの歌声や言葉を録音してみてください。そして、沢山聴いてください。

さらに効率が良くなる事は、声をミックスや編集してみてください。そうすることで、声が嫌いという意識が薄れ、だんだんと当たり前になっていきます。

最初は辛いともいますが、これが一番効果的です。

人のあたりまえは、それだけ強いのです。

自分の声を好きになる4つの方法:自己評価は意味がないと知る

特に、声の仕事を目指す人に当てはまるのですが、あなたの声を評価するのは他人です。

この他人の評価によって、知名度や仕事にできるかが変わってきます。

仕事という事は、結果が全てです。ですので、自分の声が嫌いだとしても、相手が好きならそれで仕事が成り立ってしまいます。

有名な歌手である福山雅治さんも、自分の声が嫌いだったといっています。しかし、業界に入ってから「いい声だね」といってもらえ、だんだんと自信がついてきたそうです。

この事が、自己評価は意味がないこと表しています。

くよくよ悩んでいるよりも、自分の声をほめてくれる人を探したり、増やしていった方がとても有益です。

だんだんと自信がつき、いずれは自分の声も好きになりますよ♪

自分の声を好きになる4つの方法:たくさんの人に聴いてもらう

自己評価が意味ないのなら、どんどん他人に評価してもらう事を行っていきましょう。

そのためにも、「たくさんの人に自分の声を聴いてもらう」事が大切です。

現代では、手軽に動画や音声を発信できますし、カラオケだって友達と行けてしまいます。

実際、僕も動画を投稿したことで、声に自信がつきました。

以下の画像の動画のコメントで、ほめられたのです。

海外の人からでもほめてもらえる、自分の声を評価してもらうにはうってつけの時代といえるでしょう。

やり方は何でもいいので、まずは自分の声を聴いてもらう機会を作る事をお勧めします。

このように、沢山の人に声を聴いてもらうことで、他人の評価がわかります。そして、ポジティブな評価なら大きく自信がつくようになります。

自分の声を好きになる4つの方法:自分の声にネガティブになる事は避ける

ポジティブな評価があるのであれば、ネガティブな評価もあります。実際、誹謗中傷などで社会問題となっているSNSなどもありますよね。

しかし、恐れることはありません。

そのような人は、避ければ大丈夫です。実際に悪口を言う人は、特に何も思っていないか、自分の楽しみで行っています。

そんな悪趣味に付き合う必要はありません。ポジティブな評価をしてくれた人だけを、大切にしてあげてください。

また、自分でネガティブに思うことも避けましょう。何かを思えば思うほど、その感情は大きくなっていきます。

まずは、声に対するネガティブな言動を控えるという事が大事です。

そして、ポジティブな評価をしてくれる人だけを信じる。こうしていけば、ネガティブな感情は入ってくることはありません。

そして、ポジティブな感情と接する機会が多くなるので、思いもポジティブな方へ流れていきます。

そうすれば、自分の声もどんどん好きになります。

このように、自分の声にネガティブになる事は避けることで、声に対してポジティブな感情に多く接することが出来ます。

そうなれば、どんどん自分の声が好きになっていきます。

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まとめ:自分の声が変!/嫌い/気持ち悪いと感じる理由と自分の声を好きになる4つの方法

いかがだったでしょうか?

今回は、自分の声が変!/嫌い/気持ち悪いと感じる理由と自分の声を好きになる4つの方法を解説しました。

自分の声が変!/嫌い/気持ち悪いと感じる理由の多くは、自分の声の録音を聞いた時です。

なぜ声に違和感を感じるのかというと、自分に聞こえる振動とほかの人に聞こえる振動は別物だからです。

その事をまとめた式が、以下の2つです。

自分で聴こえるあなたの声=骨振動+空気の振動音+反響音(周りに壁などがある場合のみ)

他人が聴くあなたの声=空気の振動+反響音(周りに壁などがある場合のみ)

この違いから、自分の声に違和感を覚えることが多いです。

そして、自分の声を好きになる4つの方法は以下の通りです。

自分の声を好きになる4つの方法

  1. 自分の声をたくさん聴いて慣れる
  2. 自己評価は意味がないと知る
  3. 沢山の人に聴いてもらう
  4. 自分の声にネガティブになる事は避ける

これらの方法を行っていく事で、だんだんと自分の声が好きになっていきます。

ぜひ、試してみてください♪

あなたの声を好きになる誰かが現れることを、祈っています。

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凜

以上。音楽人講師の凜でした!