おいす!音楽人講師の凜です。主に、音楽を仕事にする方法を発信しています。
「社会人だけど歌手を目指したい!」「働きながらでも歌手になる事はできるのだろうか?」と考える人は少なくないです。
しかし、思っていたとしても「正しい歌手になる方法」を知っている人は少ないです。
この結果、オーディション詐欺にあったり、いつまでもファンが増えなかったりします。
僕は、音楽人講師として音楽家のための指導をしています。その中でも、歌手を目指す人は多いです。さらに、社会人で働きながらプロを目指したいという人は多くいます。
彼らの強い思いには、沢山心を動かされました。
しかし、情熱があるだけで成功するとは限りません。正しい知識を学び・実践することが重要です。
今回は、社会人から歌手になるには何をしたらいいのか、正しい知識を提供します。
この記事を読むことで、あなたの夢に大きく近づくことが出来ますので、ぜひ活用してください。
動画版はこちら ↓
- 歌手になる夢を諦めきれない人
- 社会人から歌手を目指したい人
- 働きながら歌手を目指せるのかを知りたい人
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もくじ
【最初に学ぼう】社会人が歌手を目指す際の間違った行動3選
まずは、社会人が歌手を目指す際の間違った方法や行動を紹介します。最初に間違った行動を理解することで、自分の選択肢を減らすことが出来ます。
失敗することは皆同じ理由ですので、まずはここを避けていきましょうね♪
歌手になりたい社会人の間違った行動は、以下の3つです。
- 歌の技術だけを高めると失敗して歌手になれない
- オーディションだけで勝負すると失敗して歌手になれない
- ライブ活動だけでは失敗して歌手になれない
それでは、具体的に解説していきます。
歌の技術だけを高めると失敗して歌手になれない
歌手を目指す人のほとんどは、歌を特化して練習します。これは、社会人から歌手を目指す人も同じです。
このような人たちは、お金をかけてボイストレーニングに通う人も多いです。
しかし、これらを続けても歌手になる事はできません。
歌手は、歌を商品として売っていく仕事です。歌手の商品が売れなければ、収入は0です。つまり、歌手になる事はできません。
歌が商品というと、「いい商品を作るために、歌を練習しよう!」と考える人が多数です。
しかし、これこそが大きな間違いなのです。なぜなら、歌が上手くなったからといって、商品が売れるかはわからないからです。
歌の商品を買うには、その人の歌を聴いて、良いと思った人が買います。ですのでまず、相手に歌を聴いてもらうことが出来なければ、商品を買ってもらうことはできません。
ですので、歌だけ練習したとしても、誰にも聞いてもらえることはありませんよね。ここが、大きな間違いなのです。
歌手になるには、歌の技術のほかに、お客さんが必要です。これは、ファンの事です。
このような人がいない限り、何をしても商品は売れません。しかし、歌の練習だけでは、お客さんは増えるでしょうか?
増えませんよね。あなたの歌を聴く機会がない限り、「この歌良いな」と思ってもらえないのです。
ですので、「歌を知ってもらう努力」がとても大事なのです。これが出来れば、歌が上手くなくとも歌手になる事が出来ます。
なぜなら、売れている人全員が歌が上手いわけではないからです。
毎週、CDの売り上げランキングが発表されます。このランキングは、果たして歌が上手い順でしょうか?
違いますよね。歌手の人気順なはずです。
人気な人ほど、お客さんが多いです。よって、売れるCDも多くなります。
そしてこれは、歌が上手いこととは関係がありません。
よって、歌の技術だけを高めても、失敗してしまうのです。
このように、歌手になるための条件は歌の上手さではありません。もっと別な要因が、存在しています。
この事については、後ほど紹介しますね♪
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オーディションだけで勝負すると失敗して歌手になれない
「歌手を目指すならオーディションに合格しないといけない」と思い込んでいる人は多いです。もちろん、社会人から歌手を目指す人もです。
オーディションとは、事務所やレコード会社が契約する歌手を発掘するイベントです。
世の中のオーディションには、年齢制限がないものがあります。よって、社会人でも十分に受けることが出来ます。
しかし、オーディションを受けても歌手になる事はできません。むしろ、あなたの人生にマイナスとなってしまう場合がほとんどです。
これには、2つの理由があるからなんです。
夢を貪るオーディション詐欺の横行
一つ目は、悪徳オーディションがとても多いという事です。特に、収入が安定している社会人を狙ったものが多いです。
悪徳業者は、「社気人でも歌手になれる!」といった名目で、オーディションを開催しています。今では、ネット広告・雑誌などでもたくさん掲載されています。
そして、集めた応募者に対して、全員を合格にします。彼らは選別などしていません。いずれお金を請求するために、全員に唾をつけるのです。
また、「あなたは選ばれた人だ」「人生で最初で最後のチャンスだ」などといって、応募者を舞い上がらせます。
そして、冷静な判断能力を奪うのです。
最終的には、「所属料」「レッスン料」「CD制作料」などといった名目で、大きな金額を請求してきます。
こうして、一社会人の応募者でも、このような詐欺被害にあってしまうのです。
このような手口は、「オーディション商法」と呼ばれています。自治体や国も注意を呼び掛けていることですので、絶対被害にあわないようにしましょう。
本来なら、真っ当な事務所やレコード会社は歌手本人からお金を取る事はありません。
あくまでも、CDやライブチケットの売り上げから、利益を手にするのです。
悪徳業者にいくらお金を費やしても、絶対に歌手になれることはありません。
参考までに、悪徳オーデションの手口を詳しく記事にしました。ぜひ読んでみてください。
真っ当なオーディションは競争率が高すぎる
2つ目は、オーディションの競争率の高さです。
僕自身、オーディション活動をしていたことがあります。その時受けたオーディションの参加人数は、約3万人でした。
しかし、受かるのは1~3人。つまり、倍率は数万倍です。
あなたも、就職や受験をしたことがあるのなら、この難しさがわかりますよね。
もう、宝くじを当てるようなものです(笑)
今では、オーディション以外でも歌手になれる方法があります。そして、その方法は宝くじみたいな運頼みではありません。
オーディション活動をする時間があるのなら、後ほど紹介する歌手になる方法に時間を使った方がとても有益です。
ライブ活動だけでは失敗して歌手になれない
歌手を目指す社会人は、ライブをたくさん行う人が多いです。
例えば、路上ライブをたくさんしたり、ライブハウスに毎週出演したりします。この理由は、どうにかして業界関係者の目に留まりたいからです。
しかし、残念ながらこの方法では一生歌手になる事はできません。なぜなら、個人がライブできるくらいのライブハウスには、業界関係者はもう来なくなってしまったからです。
現代では、ライブハウスは誰でも使えてしまいます。そして、ネットが普及した今、いちいちライブハウスに足を運ぶメリットがないのです。
特に、出演者がチケットノルマを払って開催するようなイベントには絶対に来ることはありません。
また、路上ライブでも同じです。業界関係者がたまたま通りかかるのを待つだけでは、宝くじを当てるようなものです。
こんな運頼みな活動をしても、あなたは絶対に報われません。そして、やりがいも感じず、すぐにやめてしまうでしょう。
このような理由から、ライブ活動は「ライブで稼ぐ人の活動」であり、歌手になるための活動ではありません。
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社会人から歌手になる人のための正しい方法とは?
それでは、社会人が歌手になるためにはどうしたらいいでしょうか?
結論から言えば、「個人でファンを集め、実績を作る事」です。
これが出来れば、どんな形でも歌手になる事が出来ます。
歌手になるには、自分の商品を売って、生計を立てなくてはいけません。そこで必須になるのが、お客さんです。
そう、ファンですよね。
そして、ファンが増えていくと、「売り上げの実績」を作る事が出来ます。
この実績とは、以下のような事です。
- 自主制作の楽曲を〇曲売った
- 自主開催のライブに〇人動員して、○○円売り上げが出た
- 自主運営のファンクラブに会員が〇人いて、毎月〇円売り上げている
このような実績があれば、まず自分だけでも食べていくことが出来ます。
そして、事務所やレコード会社にもスカウトされるようになるのです。
なぜなら、事務所やレコード会社の目的は「お金儲け」だからです。彼らも、ボランティアではありません。会社である限り、「営利目的」であるのは当たり前の事なのです。
よって、「売れる可能性の高い人」をデビューさせます。その判断材料なのが、「売り上げの実績」なのです。
この理由は、売り上げの実績がデビュー前からあるのなら、今後も売れる見込みを予測することが出来るからです。
よって、事務所やレコード会社は「売り上げの実績がある人をスカウト」します。
歌手になりたい社会人の人は、年齢を気にして不安になりがちです。しかし、実績さえあれば年齢は関係ありません。
音楽業界が求めているのは、売れる歌手です、よって、このような不安はまったくもって心配ありません。
参考までに、歌手の年齢について書いた記事を読んでみてください。
現代はデビューをしなくても歌手になれる
ファンを増やしていくと、自分の力だけで歌手として生きていくことが出来ます。
なぜなら、ファンを集めること以外に、CDやライブチケットなどの商品を個人で売る事が出来るからです。
まあ、売り上げの実績を作らなければいけない時点で、個人での道は必然的に可能になりますよね。
実は、事務所やレコード会社に所属しなければ、歌手になれないなんてことはありません。彼らは、それらの活動をサポートするだけなのです。
そして現代では、サポートなしで歌手になる事が出来ます。さらに、個人のほうが、歌手として生きていくハードルが低い事実があります。
なぜなら事務所やレコード会社は、活動のサポートをする代わりに、歌手の売り上げのほとんどを吸収してしまうからです。
サポートがいらないなら、この事はデメリットでしかありません。ですので、個人のほうが歌手として食べていきやすいのです。
参考までに、CDの売り上げの分配図をご覧ください。
事務所やレコード会社に所属した場合、歌手が受け取れるCDの売り上げはおよそ1%です。
もちろん、ライブの売り上げやグッズの売り上げも同じようなものです。
例えば、1000円のCDが1枚売れれば、歌手が受け取れるのは10円です。
10万円稼ぐためには、1万枚売らなければいけません。現在、一万枚CDを売るのは至難の業です。
というより、1万枚売れるのであれば、圧倒的に個人のほうがいいです。
なぜなら、売り上げはすべて自分の物だからです。仮に、1000円のCDが1万枚売れたとしましょう。そうなれば、1000万円の売り上げです。
もうこれだけでも、数年食べていけますよね。
という事は、少ないファンでも食べていくことが出来るのです。
沢山ファンを集める事より、少ないファンを集める事のほうが絶対に容易です。
そして、個人なら少ないファンでも食べていけることが出来るのです。
僕は、あなたに食べ続ける事の出来る音楽家を目指してほしい。一発屋で消えるより、ずっと夢をかなえ続けた方が絶対に幸せでしょ(笑)
だからこそ、一貫して個人での活動をおすすめしています。
というより、事務所やレコード会社と契約するには、結局は個人で実績を作らないといけませんから。
それなら、そのまま個人で活動したほうが効率的です。
もちろん、「メジャーデビューが夢だ!」という人は目指してもらって構いません。あなたの夢がかなうのなら、僕は満足です。
しかし、個人での活動のほうが「安定して歌手でい続けることが出来る」という事は理解してくださいね♪
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無名の社会人がファンを増やすには?
社会人が歌手になるためには、「ファンを集める事」が必須です。ですが、どうしたらファンが増えていくのかを知っている人はほとんどいません。
世の中に、歌手として生きている人が少ないことからも、わかると思います。
しかし、あなたが知らないところで「個人で歌手になっている人」は意外といます。
まずはそこを目指し、のちにはメジャーシーンを目標にしてもいいでしょう。
まず、「歌が上手くなれば勝手にファンが増える」と考える人は多いです。これは、社会人の人も同じです。
しかしこれでは、絶対にファンは増えません。なぜなら、あなたの事を認知する人が増えないからです。
まず知ってもらわない限り、ファンになってもらう事は不可能です、ですので、最初はこの「認知」を大勢の人にしてもらうことから始めなくてはいけません。
そこで有効な事は、インターネットでの発信です。これには、以下のようなツールがおすすめです。
- ブログ
- YouTube
- SNS
- アプリ
このようなツールを使うことで、沢山の人にあなたの存在を知ってもらうことが出来ます。
さらに詳しい方法は、以下の記事を参考にしてみてくださいね♪
まとめ:社会人から歌手になるには?なりたい!働きながらでも歌のプロになれる?
いかがだったでしょうか?
今回は、社会人から歌手になるにはどうしたらいいのか、という事を解説してきました。また、あなたがやるべき正しい方法も。
結果につながらない行動は、以下の3つです。
- 歌の技術だけを高めると失敗して歌手になれない
- オーディションだけで勝負すると失敗して歌手になれない
- ライブ活動だけでは失敗して歌手になれない
これらを行ってしまうと、絶対に歌手になる事はできません。まずは、このような事を理解し、リスクを避けていきましょう。
また、歌手になるためには「個人でファンを集め、実績を作る」事が必須です。
これにより、個人のまま歌手になる事が出来ますし、事務所やレコード会社からスカウトが来るようになります。
ぜひあなたも、今日からファンを集めていってくださいね♪
そのためにも、正しい知識を正しく学ぶことが大切です。そこで、個人で生きていく音楽家になるための無料レッスンを製作しています。
完成次第、このブログに載せておきますので、縁があったらレッスン動画でお会いしましょう!
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あなたの活動を応援しています。
以上。音楽人講師の凜でした!
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