おいす!音楽人講師の凜です。主に、音楽を仕事にする方法を発信しています。
今回は、歌が上手くなるための音楽の聴き方をテーマに話していきます。
歌や楽器を練習している皆さんは、音楽を聴きますよね?
ですが、何か意識しながら聴いたりすることはあまりないと思います。
基本、自分が好きなパートに意識が傾くことが多いですが、曲の全体像をとらえて聴くと音楽への理解が格段に強まります。
そうすることで、自分のパートの上達につながります。
また、場所にとらわれず行えるので、練習ができないときに行っていくと、効率よく歌がうまくなっていきます。
さて、今回は歌が上手くなることに特化した聴き方を学んでいきましょう。
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もくじ
歌が上手い人は音楽を知っている
歌が上手くなるためには、歌の練習以上に大切な事があります。
それは、「音楽を理解していること」です。
なぜなら、音楽を知っていれば聴き手目線での解釈もできますし、上手いアプローチや最善の歌い方などがすぐにわかるからです。
これができると、何を練習すればいいか?ということも、見えるようになります。
この理由は、音楽の粗が見えるようになり、自分の欠点や伸ばせるところなどもわかるようになるからです。
ですので、音楽を理解することは、歌の上達に大きく関係しています。
では、音楽を理解するにはどうしたらいいか?
と疑問に思うでしょう。
一番は、「音楽を作ってしまうこと」であると前の記事で取り扱いました。
→ ボーカルがDTMを始めるべき理由。歌上達とDTMや宅録の関連性とは?初心者からでもOK!
作ること以外に、音楽を知る方法は一つだけあります。
それは、聴くことです。
音楽を作るときも、聴きながら作ります。
ですので、聴くことは音楽を知るための根本を成す部分であると言えます。
ですので、まだ作れない人でも、聴くことで音楽を十分に知ることが出来ます。
聴くことが大事ということが分かりましたか?
次は、聴き方はどうするのか?について話していきます。
歌が上手くなるための音楽の聴き方!
それでは、歌がうまくなる音楽の聴き方を解説していきます。
これには、以下の3つの工程が存在します。
- 楽曲の音像を知る
- 音像を完成させる
- 音像に命を与える
この工程を行うことで、意識しなかったころよりも格段に音楽を理解することが出来ます。
それでは、それぞれ解説していきます。
音楽を聴く工程1:楽曲の音像を知る
まず、「音像」という物は何かについて話します。
音って目で見えないですよね?
ですが、自分のイメージで視覚化することは可能です。
例えば、好きなバンドの曲を聴いていて、ライブの一コマが頭に浮かぶ事はありませんか?
これも、一つの音像です。
つまり、音像とは「音が作り出すイメージ」ということです。
そして、うまくなるために組み上げる音像は、楽器の位置などを把握できるくらい明確にすることが重要です。
そうすることで、楽器の特性や役割などがわかるようになるのです。
このような感じで、好きな曲を聴いて楽器や歌の位置を、頭の中でくみ上げてみましょう。
参考に、最近のスタンダードな楽曲の型を図にしてみました。
これが音像です。
いや~絵心ないですね(笑)
マウスで文字を書くのがとても難しいです。
僕の中では、バンドサウンドの曲はこのような感じで頭の中で再生されています。
もちろん、曲によって音像は変わってきますよ!
この形は、DTMでミキシングする時にも役立ちます。
皆さんも、このようなイメージがわくか試してみてください。
さて、歌上達がテーマなので
歌が上手くなることを前提に、この音像が見えてから何をすればいいかを書いていきます。
音像を完成させる
次に、少しずつ聴いて理解した音像を完成させていきます。
ほとんどの方は、一回曲を聞いただけでは全ての楽器や音の種類はわからないと思います。
10年単位で音像になれないと、一度で理解するのはとても難しいです。
最初は音像になれる意味で、何回も聴いて前の図のようなイメージを完成させましょう。
これを繰り返すことによって、今まで聞こえてこなかった楽器・音などが聞こえるようになります。
これを、耳が肥えるとも言います。
このことが、歌の上達に大きく役立つ要因の一つです。
プロのボーカリストたちは、細かい技術などを一つの曲に集約させています。
これが少しずつ分かってくるので、自分の練習の参考にできるのです。
これを目指して、少しずつ音像を完成させましょう。
最初は好きな曲からでいいです。そして、楽器一つでもいいので、しっかりと聴き分けられるようにしましょうね♪
音像に命を与える
最後は、くみ上げた音像に命を与えていきます。
まあその、ゴールドエクスペリエンスみたいな感じです(笑)あそこまで現実的にまでとは言いませんが、頭の中でそれを創造する感じです。
わからなかったらスルーで!
音像に命を与えるということは、「固定した音像を、ライブのように躍動させる」というイメージがわかりやすいです。
人間の想像力ってすごいんですよ。
皆さんも、色んな映画や作品を見ますよね。あれって、想像から創造しているのです。
例えば、音楽も自分の頭でイメージしたものを音にしていくことが多いです。ファンタジーやSF映画だって、想像したものから作品にしていくのです。
これは、無から有にしていくこと。とても凄いことです。
この想像力を駆使して、音像に命を与えてゆきます。
具体的には
頭の中で音像が出来上がったら、そのパートごとに「どうやって演奏しているのか?」などを動きを付けてイメージしてください。
ライブ映像を参考するといいです。
これが細かくイメージできると、自分でもその通り体が動くようになります。
つまり、ここで上手くなることにつながるのです。
逆にいうと、イメージできなければどんな技も身につかないのです。
だからこそボイストレーニングは難しいのです。
なぜなら、音が出るところが見えないから。
ギターやドラムなどは手や足の動きでなんとなくわかりますが、声帯の動きなんて見えないでしょ?(笑)
ですので、イメージするしかないのです。
音像に命を与えれば、自分の歌にも命が宿ります。
これをしていくと、本当の意味で音楽に没頭する感覚が味わえます。
自分の世界にダイブするような感覚ですね。
この集中力が、歌の上達の最終地点だと僕は思います。
音像に命を与え、イメージをはっきりさせる。
これが大事です。
身近なところに、ヒントは隠れている
昨今音楽は、手軽に聴ける時代へとなりました。動画サイトやストリーミングサービス。
インターネットの普及が従来のアーティスト像を変えつつあります。
ですが、手軽に出来てしまうほど、大切さやありがたみを軽視してしまう傾向があります。
例えば、母親の存在。
家事や食事などいつも用意してくれていたと思います。
ですが、離れて暮らしてみるとそういった支えがなくなります。
こういうことは、なくなってから気づくんですよね(笑)
凄い大変なことをしてもらってたんだな~と、
手軽になった音楽だから、聴き方もなぁなぁにならないよう、本気で聴いてみてください。
色んなヒントが、一曲一曲にあふれています。
それに気付けるようになることが、この記事を書いた意味です。
ミュージシャンの気持ち、動きを理解できるようになりましょう。
それが、上達への近道です。
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まとめ:【3つの工程】だけで歌が上手くなる音楽の聴き方!
では、要点をまとめます。
- 歌が上手い人は音楽を知っている
- 音楽を理解するには 、 聴くこと
- 楽曲の音像を知る
- 楽曲を、 自分のイメージで視覚化すること
- 音像を完成させる
- 何回も聞いて 、イメージを組み上げていく
- 音像に命を与える
- 動きを付けてイメージ
- 本当の意味で音楽に没頭する感覚
- 身近なところに、ヒントは隠れている
- 色んなヒントが、一曲一曲にあふれている
以上です。
歌上達のための音楽の聴き方。
いかがだったでしょうか?
歌上達とありますが、音楽に関することの根本の要因なので、演奏やDTMの上達にも役立ちます。
ぜひ、音楽を聴くときに意識してみてください。
新しい世界が、広がっていきます。
あなたの音楽ライフを心から応援しています。
以上。音楽人講師の凜でした!
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